東洋製缶グループホールディングスは価格転嫁を進めた

東洋製缶グループホールディングスは14日、最大300億円の自社株買いを実施すると発表した。発行済み株式総数(自己株除く)の9.8%に当たる1700万株を上限に取得する。自社株買いで株主還元を強化するとともに資本効率を高める。取得期間は2024年5月15日から25年3月31日まで。

14日発表した24年3月期の決算は連結純利益が前の期比2.2倍の230億円、売上高が5%増の9506億円だった。高騰していた原材料費などの価格転嫁が進み売り上げ、利益ともに改善した。25年3月期は連結純利益が前期比19%増の275億円、売上高が横ばいの9500億円を見込む。年間配当は1円増配の91円とする。

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