1つの充電器で異なる規格のスマホの無線充電に対応する

TDKは14日、スマートフォンの無線充電器向けコイルを開発したと発表した。充電の規格が異なるアンドロイドやiPhoneの両方に対応できる。2025年1月から量産を始める予定で、まずは自動車への採用を目指す。空港などの充電スポットといった公共施設向けの需要も見込んでいる。

アンドロイドとiPhoneは無線充電の規格が異なり、充電時の電力ロスを少なくするにはそれぞれに対応したコイルを充電器に組み込む必要があった。今回、独自の磁性材料の採用やメッキ技術を駆使することで、コイルの薄膜化を実現。薄型コイルを2つに重ねられるようになった。また、スマホの位置を安定させる磁石の配置を工夫することで効率よく充電できるようにした。1つの充電器で2つの規格に対応できるようになった。稲倉工場西サイト(秋田県にかほ市)で25年1月から量産を始める予定だ。

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