シャープは14日、大型液晶パネルを製造する完全子会社の堺ディスプレイプロダクト（SDP、）について、9月末までに完全に生産を停止すると発表した。シャープは国内で唯一、テレビ向けパネルを製造しており、SDPが停止すると、国内でのテレビ向け生産がなくなる。
同時に公表した2024年3月期連結決算は、純損失が1499億円だった。前期の2608億円に続き、2年連続の赤字となった。液晶ディスプレー事業の不振が響いた。売上高は前期比8.9％減の2兆3219億円だった。
中小型液晶パネルを生産する亀山工場（三重県亀山市）や三重工場（同県多気町）で、生産規模を縮小する方針も示した。
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