日立製作所の家電販売子会社、日立グローバルライフソリューションズ(GLS、東京・港)は8日、グループ会社の工場で太陽光発電設備を拡充したと発表した。太陽光パネルを300枚を設置し、既存の発電設備を合計した年間発電量は約773メガ(メガは100万)ワット時とする。5月上旬から稼働する。
冷蔵庫や洗濯機など家電製品のリサイクル事業を手掛ける関東エコリサイクル(栃木県栃木市)の工場に太陽光発電パネルを拡充した。19年に導入した太陽光発電設備と合わせて年間300トンの二酸化炭素(CO2)排出量を削減できるという。敷地内に発電設備を設けて電力を供給するPPA(電力購入契約)という仕組みで発電し、工場で消費する電力の一部を賄う。
日立GLSは製造拠点で2030年度のカーボンニュートラル達成を目標に掲げており、CO2排出量を22年度時点で82.6%削減した。これまでに栃木事業所(栃木県栃木市)に太陽光発電設備を設置したほか、多賀事業所(茨城県日立市)では電気自動車(EV)のフォークリフトを導入した。
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